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 株式会社ユイコモンズ

   谷口 泰生

taniguchi@uicommons.co.jp

  〒108-0075

  東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー7F

  03-6822-8020

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執筆者情報

株式会社ユイコモンズ UIcommons Inc.

ユイコモンズでは、『世界中の人々が、豊かで実りある生活ができるようにいつでもどこでも誰でも存分に学べる場を創る』をビジョンに掲げ、学びに関するさまざまなサービスを展開しています。

動画コンテンツの作り方

動画コンテンツの作り方

動画コンテンツは教育用のツールとしてはもちろん、集客や売上アップなどに貢献するマーケティングツールとしても活用する企業が増えています。

いずれの目的でも、多くの人に見てもらえなければ制作する意味がありません。そのためには、最低限のクオリティとWebコンテンツならではのポイントをおさえて動画を制作することが大切です。

自社で制作する場合でも、映像制作会社に委託する場合でも、これだけは知っておきたい動画コンテンツの作り方とポイントについてお伝えします。

動画コンテンツを作る前に

動画コンテンツを検討する際、まず決めておきたい大切な要素が「ターゲット」と「コンセプト」です。実際の制作に入る前にこの2つをしっかり定めておかないと、「せっかく作ったのに誰も見てくれない」コンテンツになるおそれがあります。

1. ターゲットを明確にする

多くの人に見てもらう動画コンテンツを制作するには、閲覧する人にあった内容にすることが重要です。

たとえば、Tik Tok(ティックトック)のような短編動画に慣れた10代や20代の若い女性がターゲットであれば、テンポの早い動画のほうが訴求効果を高められるかもしれません。しかし、同じ動画を高齢者世代の人に見せても内容についていけず効果が得にくいことが想定されます。このように、配信する動画を見てほしい人の性別や年齢、趣味、嗜好、課題・悩みなどターゲット像を明確にしたうえで、その人たちに適した構成を考えていくことが大切です。

また、想定したターゲットが何を求めているか(知りたいか)を、箇条書きで書き出しましょう。それに対する答えが動画コンテンツ内に必要となりますし、想定するターゲットによって、どれくらい丁寧に説明すればよいかも異なってきます。

2. コンセプトの設定

動画を通じてユーザーに伝えたい「コンセプト」も、制作前に決めておきたい要素です。いくらターゲットに受けが良さそうな動画コンテンツを制作しても、伝えたい内容がはっきりとしていなければ、その後の行動につながりにくいでしょう。動画を見たユーザーを次のアクションに導くために、明確なコンセプトを伝えることが大切です。

コンセプトは、商品やサービスの特徴ともいえます。たとえば、安さがウリの商品なら「買ってみたい」という衝動がユーザーに生じるでしょう。あるいは、企業の強みもコンセプトになることがあります。いずれの場合でも、ユーザーの興味を引き付けるものが何かを明確にし、動画で伝えましょう。

動画コンテンツの作り方

動画コンテンツ制作の流れは、「プランニング(企画・構成)」「撮影準備」「撮影」「編集」と、大きく4つの工程で進められます。ここでは、それぞれの工程におけるポイントを紹介しましょう。

1. プランニング(企画・構成)

あらかじめ決めておいたターゲットとコンセプトをもとに、動画コンテンツの内容を決めていきます。

Webコンテンツでは構成案(各ページのレイアウト)という設計図がありますが、動画コンテンツにも「絵コンテ」という設計図があります。絵コンテは、ストーリーを決めるのはもちろん、撮影時に必要なカットを取りこぼさないうえでも重要な役割を果たしますから、作成することをおすすめします。

絵コンテを作成したら、ユーザーが求める情報や伝えたいことなどが含まれているかを改めて確認しましょう。

2. 撮影準備

撮影に必要な機材と、商品や出演者などを準備します。

機材に関しては、カメラ、三脚、マイクは必須アイテム。カメラは、ムービーが撮影できるものであれば一眼レフカメラやスマートフォンでも大丈夫です。ただし、商品の細かい部分を撮影する場合は、高画質なビデオカメラを用意したほうがよいこともあります。また、手ブレしないほうが見やすくなりますから、三脚または一脚も用意しましょう。そのほか、空撮を想定している場合はドローンなどの機器も準備します。

出演者が必要な場合は、あらかじめキャスティングをしておきましょう。社員や従業員でもよいですが、プロの役者に依頼するのも一手です。撮影に慣れていない人だと、セリフがぎこちなく聞こえたり、1カットだけでも撮影時間を要したりすることがあります。プロの役者を使うとクオリティは格段に上がりますので、必要に応じて検討しましょう。なお、説明が多い動画の場合は編集時にナレーターもキャスティングしておきます。

撮影場所を決めるロケハン(ロケーション・ハンティング)も重要です。ロケハンをすることで、撮影をスムースに進められることはもちろん、「暗い場所だから照明がほしい」など必要な撮影機材を事前に確認する役割もあります。場所によっては撮影許可が必要になることもあるので、トラブルを防ぐうえでも大切な工程です。

3. 撮影

すべての準備が整えば、いよいよ撮影です。わずか2~3分の動画コンテンツでも、撮影は1日がかりになることもあります。スケジュールを作成する際には、余裕をもって組むようにしましょう。

撮影する際には、テロップ(字幕)の位置を意識することも大切です。絵コンテがあれば、どこにテロップを入れるかをカメラマンにも共有でき、イメージ通りの動画コンテンツを制作しやすくなります。

4. 編集

撮影した映像や商品画像、ロゴやテロップ、BGMなど、編集に必要な素材を用意し、絵コンテに基づいてシーンをつないでいきます。

プロが編集する際には専用の動画編集ソフトを用いますが、「Windowsムービーメーカー」や「iMovie」など、PCに標準装備されているソフトでも可能です。初めて編集する方であれば使い方を理解するほうが重要ですから、プロ仕様のソフトでなくても十分でしょう。

動画コンテンツを作る際のポイント

動画コンテンツは「多くの人に見てもらう」ことに加え、「最後まで見てもらう」ことも意識して制作することも大切です。とりわけWeb上では、できるだけ短くまとめることで最後まで見てもらえる可能性が高まるとともに、検索でヒットしやすいよう内部対策もしっかり行うことがポイントになります。

1. 動画はできるだけ短くする

ユーザーを最後まで引き付けて離さない動画は、「必要最小限の情報」でコンパクトにまとめられたものが多いです。これは、動画が文章や画像よりも情報量が多く、ユーザーの集中力を長時間保ちにくいという特性があるためです。

最後まで見てもらうには、動画の長さをできるだけ短く、ターゲットに合わせたテンポで見せることが大切になってきます。

動画内で詳しく伝えられないときは、詳細を説明しているWebページのURLやQRコードを掲載したり、SNSでのフォローを促したりと、ユーザーの行動喚起の要素を含めるといった工夫も有効な手段です。

2. 最初の10秒で勝負が決まる

動画を最後まで見てもらえるか否かは、最初の部分の内容が大きく左右するといわれます。特に、始まってから10秒間が重要とされ、そこでユーザーを引き付ける内容にしなければ離脱されてしまう傾向があるようです。

できるだけ早く本題に入り、テンポよく、ユーザーにどんなメリットがあるかを伝えることも動画制作のポイントでしょう。

3. 内部対策もしっかり対応

Web上に動画をアップするだけでは、検索でヒットされません。その動画の内容をもとに、タグ付けをしたりテキストで補ったりする必要があります。そうすることでSEOの効果も期待できますし、検索順位が上がれば、さらに多くの人に視聴してもらえるようになるでしょう。

まとめ

動画コンテンツを制作する際、もっとも時間を要する工程がプランニング(企画・構成)です。「自社の商材を魅力的に伝えるには、どんな構成にすればよいか」を、社内でじっくり考えて絵コンテを作成していきましょう。

また、動画コンテンツは作って終わりではありません。「制作した動画をどのメディアに掲載すると効果的か」「閲覧数を増やすには何が必要か」と、公開後も試行錯誤を繰り返すことで、多くの人に見てもらえるコンテンツへと成長するのです。動画コンテンツ制作で成功するには、知識やノウハウも必要です。当社や映像制作会社などのプロと相談しながら進めることも検討してみましょう。

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執筆者情報

松原 春男(まつばら はるお) 株式会社ユイコモンズ 代表取締役

動画学習プラットフォーム「UIshare」の事業責任者として、企業の動画活用・オンライン学習導入を数多く支援。現場で得た知見をもとに、実践的なノウハウを発信しています。

動画販売・制作に関わる権利について

動画販売・制作に関わる権利について

動画制作が完了していざ配信・販売というとき、無意識のうちに著作権を侵害していて訴訟に発展してしまうようなトラブルのないよう、権利関係の問題は企画・制作の段階からクリアにしておきたいものです。
特に動画販売・制作にあたっての著作権の基礎知識は、動画制作にかかわるすべての人が理解しておくべき事項です。本コラムでは、これだけはおさえておきたい著作権の基礎知識を中心に解説します。

【関連記事】
動画を販売するときの注意点

動画販売・制作に重要な著作権の基本

1. 著作権とは

著作権とは知的財産権のひとつで、著作物(ここでは動画、映像)を保有して他人に侵害されないための権利であり、他人に使用させる権利を与えるものでもあります。
著作権は「自然権」として認められ、著作者(ここでは映像を制作する個人や企業)が特に意識をしなくても著作物が完成した時点で自動的に発生する権利です。届けや登録の必要はなく、著作者の死後70年が経過するまで保護されます。
著作権を理解するうえで最も重要なことは、制作した動画コンテンツの著作者はあくまでも制作者(制作会社)であり、著作権も制作者に帰属するという点です。依頼者(発注者)が制作費用を負担していても権利関係は変わりませんが、この点について正しく理解されていないことが多く、依頼者が制作会社から著作権侵害で訴えられ、損害賠償を請求されるケースがみられます。

2. 著作権の基礎用語

映像販売・制作において理解しておきたい著作権の基礎用語をご紹介します。

【著作権】
著作物を制作した時点で発生する知的財産権を指します。

【著作者】
著作権を有する者。動画制作においては通常、制作者(制作会社)が著作者となります。
(※ただし著作権には譲渡が認められているので、契約のうえ「発注者に帰属する」とされる場合もある。その場合は権利譲渡の対価性の問題等を法的にクリアにすることが必要)

【著作人格権】
著作物は著作者の思想や感情を反映したものであるため、第三者による利用のされかたによっては、著作者の人格的利益を侵害するおそれがあります。このようなケースに対して著作者の権利を守るのが著作人格権です。

【支分権譲渡】
著作者に対して発生する権利のうち、著作人格権を除いた財産権を発注者が共有できる権利です。

【利用権】
発注者が著作物を利用する権利です。

動画販売・制作にあたって著作権を侵害してしまった場合

もし著作権を侵害してしまった場合には、どのような罰を受け、どのような影響が出るのでしょうか。
著作権侵害の罰則は原則「10年以下の懲役」もしくは「1,000万円以下の罰金」となります。これは、著作者が告訴し、捜査の結果、犯罪として刑事罰を科された場合です。
また、依頼者が著作権の侵害を意図したかどうかにかかわらず、著作者から損害賠償請求や不当利得の返還などを求められる場合もあります。
動画販売・制作にあたって著作権侵害を指摘され、ニュースなどで公にされた場合は社会的信頼を失い企業イメージが失墜するといった深刻なダメージを負うことになるでしょう。

では、動画販売・制作にあたり著作権を侵害しないようにするには、具体的にどのような点に注意すればよいのでしょうか。最低限おさえておきたい4つのポイントをご紹介します。

1. 著作物の映り込み

動画の背景に特定のキャラクターやロゴなどの著作物が写り込んでしまった場合、映り込みの程度によっては著作権侵害にあたることがあります。
著作権を侵害しているか否かは、著作者の利益を害するか否かで判断されるので、明確な基準が無いとも言えます。「小さく写っているだけだから大丈夫だろう」といった油断は禁物です。動画制作の際には、できるかぎり著作物の映り込みがないよう企画やロケハンの段階から配慮しましょう。

参考資料:
いわゆる「写り込み」等に係る規定の整備について(文化庁)

2. 肖像権の侵害と許諾

肖像権はプライバシー権のひとつであり、自分の容姿(顔や姿)をみだりに他人に撮影・公表等をされない権利のことです。肖像権は人の名前にも適用され、たとえば著名人の名前を無断で広告や商品に記載する行為は肖像権の侵害にあたります。
自社のホームページや動画を作成する際に自社の社員(従業員)を登場させる際にも、本人の許諾が得られていなければ肖像権侵害となります。特に、退職後の社員が写った動画については、本人による許諾の誓約を得ない限り利用できませんので注意しましょう。

参考資料:
Check 3 他人の肖像や著作物は含まれていませんか?

3. 音楽コンテンツの使用

著作権は音声素材にも適用されます。動画のBGMであっても、特定の楽曲や商標登録されたサウンドロゴを無断で使用することは違法です。
動画制作のなかで音楽コンテンツを使用する際、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)の管理楽曲に該当する場合は、所定の手続きのうえ使用料を納めることとなります。JASRACの規定によると非商用の映像配信の一部は対象外ですが、営利団体である企業が制作する動画コンテンツは基本的に商用利用とみなされますので、事前の申請が必要となることを認識しておきましょう。

参考資料:
インターネット上での音楽利用(JASRAC)

4. 海外のコンテンツの使用

海外で制作された映像コンテンツについても無断で使用することはできません。国境を越えて利用される著作物の著作権は「ベルヌ条約」と「万国著作権条約」※によって保護されていて、日本はいずれの条約にも加入しています。これにより、日本は世界中の大半の国家と著作権について保護関係にあります。
※「ベルヌ条約」(正式名称「文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約」)は1886年に創設され日本は1899年に加入。「万国著作権条約」は1952年に創設され日本は1956 年に加入。

参考資料:
外国の著作物の保護は?(公益社団法人著作権情報センター)

まとめ

動画の販売・制作にはさまざまな権利がかかわっています。とくに著作権については正しい認識を持ち、ルールを守って動画販売・制作を行えるよう、制作の各段階で厳重な注意を払いましょう。
著作権の本質は「他人が作ったものを無断で使ってはならない」という考え方です。自社で制作する場合にも使用する音楽の著作権や写り込む従業員の肖像権などに注意が必要ですが、動画制作会社などの外部業者に動画の制作を依頼する場合には、後々のトラブルを未然に防げるよう、著作権の扱いについて双方で取り決めをしておくことが大切です。

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執筆者情報

松原 春男(まつばら はるお) 株式会社ユイコモンズ 代表取締役

動画学習プラットフォーム「UIshare」の事業責任者として、企業の動画活用・オンライン学習導入を数多く支援。現場で得た知見をもとに、実践的なノウハウを発信しています。

動画配信の種類について

動画配信の種類について

動画配信サービスといえば、以前からある「YouTube」や「ニコニコ動画」などの提供事業者が有名ですが、最近では「Netflix(ネットフリックス) 」や「U-NEXT」、「Amazonプライムビデオ」など、実に多くの事業者が参入しており、サービス内容も利用者のニーズにあわせて多様化しています。

自社で動画コンテンツを制作して配信することを検討されている方なら、事業者ごとのサービス内容を比較して選ぶことが大切です。

本コラムでは、現在提供されている動画配信サービスについて種類ごとにカテゴライズし、それぞれの特徴を紹介します。

動画配信の種類

ひとくちに動画配信サービスといっても、利用者の目的にあわせてさまざまな種類に分類されます。

たとえば、ユーザーは動画を視聴するだけというサービスもあれば、ユーザーも動画を制作してコンテンツ配信できるタイプもありますし、会員限定など特定の人しか閲覧できない有料サービスもあれば、不特定多数の人が共有できる無料サービスもあります。

ユーザーが利用できる「サービス内容」と「課金」の観点から、動画配信サービスを分類してみました。

1. サービス内容からみた動画配信の種類

ユーザーが利用できるサービス内容でわけると、閲覧のみ可能な「閲覧タイプ」と、配信もできる「配信タイプ」の2つに大別されます。

閲覧タイプは、映画やテレビドラマなど映像制作会社の作品を配信するプラットフォームで、「Netflix」や「Hulu(フール―)」のように見逃し配信サービスを提供したり、「Amazonプライムビデオ」のように作品の購入やレンタルができるサービスを提供したりします。いずれのサービスもユーザーは閲覧のみ利用でき、自ら制作した動画の配信はできません。

一方の配信タイプは動画の閲覧はもちろん、ユーザーが制作した動画コンテンツを配信できるプラットフォームを用意しています。「YouTube」や「ニコニコ動画」、「TikTok(ティックトック)」などが代表例。「LINE LIVE」、「SHOWROOM」のように、ライブ配信をメインとしたサービスもあります。

2. 課金タイプからみた動画配信の種類

課金のタイプでわけると、「YouTube」や「GYAO!(ギャオ)」のように動画内に広告を入れることでユーザーが無料で閲覧できる「広告型動画配信サービス(AVOD)」もあれば、会員限定のように有料で閲覧できるタイプもあります。このうち有料のものは、「売り切り型(EST)」「レンタル型(TVOD)」「サブスクリプション型(SVOD)」の3つのタイプにわけられます。

「売り切り型(EST)」は、動画をダウンロードする際に課金するタイプで、動画コンテンツをユーザーの端末に保存させたり、ブラウザやアプリ上で流したりすることで閲覧できます。いずれの場合も一度購入すれば何回でも閲覧できるため、繰り返し学習できる教育用の動画コンテンツなどに向いているでしょう。

「レンタル型(TVOD)」も、動画をダウンロードする際に料金を支払う点では売り切り型と同じですが、視聴できる期間が限られている点で異なります。レンタルビデオ・DVD店のような仕組みで、同じ動画を一定期間のみ集中して見せる動画コンテンツに適しています。「Amazonプライムビデオ」や「U-NEXT」、「iTunes Store」などが、このタイプのサービスを提供する事業者です。

もうひとつの「サブスクリプション型(SVOD)」は、定額で複数の動画を閲覧できるタイプです。動画を何本見ても月額料金は変わらないという「見放題」が特徴で、動画配信サービスのなかでもっとも市場が大きく、「Netflix」や「Hulu」など提供事業者の数も多いです。

なお、課金タイプの動画配信サービスについて詳しく知りたい方は、「動画販売の収益方法」で詳しくお伝えしますので、こちらの記事もご覧ください。

>「動画販売の収益方法」の詳細はこちら

動画配信の市場規模

販促や集客、教育コンテンツなどの配信に動画を活用する企業は多くなっており、その需要は年々増加傾向にあります。

一般財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)が発行する「動画配信市場調査レポート2020」によると、インターネットで有料動画を配信するサービス全体の市場規模は約2,770億円(2019年)、前年比で126%の増加と推計しています。

ちなみに、2019年の国内映画の興行収入が約2,611億円ですから、映画市場よりも動画配信市場のほうが大きいといえます。

同協会によると、今後も動画配信市場は右肩上がりで伸びると予測しており、2024年の市場規模は3,440億円まで成長すると推計しています。これだけ伸びている背景には、提供事業者のサービスの多様化に加え、ユーザーの「モバイルシフトの促進」があり、2020年より提供が始まった「5G(第5世代移動通信システム)」がそれをさらに加速させるといわれます。

1. モバイルシフトの促進

電車の移動時間やちょっとした待ち時間を活用して、スマートフォンなどのモバイル端末で動画を閲覧するユーザーを見かけることが多くなりました。

こうした動きに広告業界では、テレビなどの従来メディアからYouTubeなどの動画配信サービスに広告費をかけるようシフトしていく動きがみられます。特に、テレビ離れが進んでいる若い世代をターゲットとした業界を中心に、今後もモバイル向けの動画広告の需要は伸びていくと予測されています。

2. 5Gの普及

2020年より提供が始まった5G(第5世代移動通信システム)が、今後全国に拡大していく予定です。従来の4Gよりも高速、低遅延、多数同時接続といった特徴をもつ5Gの環境下では2時間の動画を3秒でダウンロードできるといわれ、ライブ配信もよりリアルタイムで閲覧できるようになります。5Gが利用できるエリアは2020年11月時点では一部に限られるものの、今後全国に拡大すれば、スマートフォンなどのモバイル端末で閲覧するユーザーが増えることが期待されるでしょう。

※出典:
一般財団法人デジタルコンテンツ協会「動画配信市場調査レポート2020」
一般財団法人日本映画製作者連盟「2019年(令和元年)全国映画概況」

まとめ

動画配信サービスはすでに多くの人が利用し、私たちにとって身近な存在になっています。モバイルシフトのさらなる促進や5Gの普及により、いつでも、どこでも動画を閲覧できる環境が整うことにより、これまで以上に動画配信のニーズが拡大すると考えられます。

企業にとっては動画の重要度が増し、より魅力的な動画コンテンツを制作して配信していくことが命題となってくるでしょう。また、制作した動画を効果的に活用するうえで、配信サービスの選び方も重要なポイントとなってきそうです。

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松原 春男(まつばら はるお) 株式会社ユイコモンズ 代表取締役

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