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アクティブラーニングとは? ~必要とされている背景から種類まで解説~

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アクティブラーニングとは? ~必要とされている背景から種類まで解説~

教育分野で、アクティブラーニングと呼ばれる学習法が注目を集めています。
しかし、「どのようにアクティブラーニングを実践すれば良いのかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、アクティブラーニングについて詳しく解説します。
アクティブラーニングのメリットやその種類についても触れていますので、効果的な学習方法について知りたい方は参考にしてみてください。

アクティブラーニングとは?

アクティブラーニングとは、学修者が自ら主体的に学ぶ学習法のことを指します。アクティブラーニングは、文部科学省が推進している学習法です。文部科学省の定義では、「学修者の能動的な参加を取り入れた授業、学習法の総称」とされています。

従来の勉強方法といえば、講師が教鞭をとり、生徒が座って授業を聞くスタイルが一般的でした。しかし、近年では学校教育でアクティブラーニングが求められており、学修者が能動的に学習に参加していくスタイルを取り入れるシーンが増えています。

アクティブラーニングが必要とされている背景

アクティブラーニングが必要とされている背景には、文部科学省が「次世代の人材育成」に重点を置いていることが関係しています。

近年、デジタル技術やAI技術が発展し、インターネットの普及により膨大な情報を管理する必要に迫られています。高度情報化社会とも呼ばれる現代では、飛躍的にデジタル化やグローバル化が進み、人材育成が急務となっているのです。

発展していくデジタル技術やAI技術に対応できる技術力とともに、変化する時代に適応し、自ら考えて行動に移すことのできるグローバルな人材が求められています。アクティブラーニングを取り入れることが、未来社会で活躍できる人材を育成することにつながると考えられています。

アクティブラーニングを導入するメリット

アクティブラーニングには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、アクティブラーニングを導入するメリットを詳しく解説します。

主体性が身につく

アクティブラーニングは、学習者の主体性を育てるのに役立ちます。
教師が行う授業を座って聞くスタイルの学習法では、わからないことがあったとしてもそのまま授業が進んでしまうことがあります。
一方、アクティブラーニングは教師が主役となって授業を進めるのではなく、自分たちが中心となって授業を進めていくスタイルです。

自らが考えて行動し、他者と関わりながら能動的に学習するため、学習内容が身につきやすく主体性が身につきやすい学習手法といえるでしょう。

課題を発見し解決する力が育つ

自ら課題を見つけ出して解決する力を育てられるのが、アクティブラーニングのメリットです。
アクティブラーニングは、正解がない課題に対して議論や討論を行います。正解がないからこそ、突き詰めて考える力が養われます。
従来の学習法では、教師が問題を出して生徒が回答するといったものでした。しかし、用意された問題を解くだけでは、物事を深く考えて理解し解決する力を育てるには役不足といえるかもしれません。アクティブラーニングは、用意された問題を解くだけの学習ではなく、自分たちが課題を見つけ出します。解決していく過程で問題が生じれば、解決のために何度も向き合うことになるのです。

以上のように、課題を見つけ出し解決する力を育てられるのがアクティブラーニングの特徴といえるでしょう。

協調性が身につく

アクティブラーニングは、協調性を身につけることに役立ちます。
他者とコミュニケーションを取りながら進めていくため、協力しながら課題解決への道筋を見つけられるためです。もちろん、話し合いによって意見が分かれることもあります。そうしたときにも話し合いながら進めていくことで、自分の主張だけでなく相手の主張を聞く力が育ちます。話し合いを繰り返していくことで、他者との関わり方が身につくのです。

アクティブラーニングは互いを尊重し合う力を形成し、自分にない価値観を取り入れる機会となります。

アクティブラーニングの種類

アクティブラーニングには、いくつもの学習法があります。
ここからは、アクティブラーニングの種類をご紹介します。

PBL(Project Based Learning)

PBLは、正式名称でProject Based Learningと呼ばれる学習法で、直訳すると課題解決型学習といいます。
生徒が自ら課題を見つけ出し、解決方法を考えグループ同士で協力して課題解決を目指すスタイルです。課題を解決する過程で知識や思考力を得ることができます。
柔軟な発想力や応用力を身につけられる学習法です。

ジグソー法

ジグソー法は、課題を解決するために役割分担して進める学習法です。

まず、課題のテーマが決まったら、課題を細分化し解決するためのグループに分かれます。
次に、グループ内で専門家をつくりあげ、専門家同士でディスカッションをおこなったり、情報を集めたりしながら、テーマへの理解を深めていきます。
最後に、ジグソーパズルのようにグループを組み合わせて再編成し、課題のテーマに対するまとめをするといった手順を踏むのがジグソー法です。

ジグソー法のメリットは、グループを分け課題を細分化して取り組むことで、協力して大きな課題を解決できる点にあります。

ラウンド・ロビン

ラウンド・ロビンは、少人数のグループに分かれて、ブレインストーミングのように意見を出し合うアクティブラーニングです。
グループ内で順番に意見を出し合うため、もれなく全員からアイディアを聞けるメリットがあります。
効率よくさまざまな意見を聞きたいときに適した手法です。

ディベート

ディベートとは、ある討論テーマで肯定・否定の2つの立場に分かれて話し合うことを指します。
たとえば、「夏と冬ではどちらが快適か」というテーマであれば、夏派と冬派に分かれて議論をおこなうことになります。ディベートのメリットは、論理的な思考力の向上や、多角的な視点の習得に役立てられることです。

ディスカッション

ディスカッションは、課題やテーマに対してみんなが意見を出し、話し合う手法です。
ディベートとは違い、課題やテーマに対して「どうすれば解決できるのか」といった一つの目標に対して達成を目指します。
他者のさまざまな意見からアイディアを見つけ出すことにつながり、柔軟な発想力が鍛えられます。

まとめ

今回は、アクティブラーニングについて紹介しました。
アクティブラーニングを取り入れることで、学習者の課題解決力、協調性、主体性を育てられます。
昨今のデジタル化に伴い、さまざまな学習方法を選択できるようになりました。
弊社のサービス「UIshare」では、動画eラーニングサービスを取り扱っています。
ライブ配信機能も備えているため、遠く離れた人にも学習コンテンツを届けられます。
この機会に、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

eラーニングの概要・種類について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
eラーニングシステム11選をわかりやすく比較!〜メリットやデメリットまでご紹介~

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執筆者情報

株式会社ユイコモンズ UIcommons Inc.

ユイコモンズでは、『世界中の人々が、豊かで実りある生活ができるようにいつでもどこでも誰でも存分に学べる場を創る』をビジョンに掲げ、学びに関するさまざまなサービスを展開しています。

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