以前から徐々に拡大傾向のあったインターネット上の動画視聴ニーズは、新型コロナウイルスの影響による外出自粛の流れを受け、さらに確実なものとなりました。動画コンテンツの視聴は、今や私たちの生活の一部といっても過言ではありません。
動画コンテンツを求められる場面が増加している現在、それらの配信によるビジネスチャンスも急拡大しています。そのチャンスをものにするためのツールとして、動画コンテンツ配信のために必要なプラットフォームについて知っておきましょう。
動画配信プラットフォームとは?
動画配信プラットフォームとは、動画を配信するための土台となる環境です。たとえば、YouTubeは無料の動画配信プラットフォームです。プラットフォームを用意し、そこに動画コンテンツをアップロードすることで配信が可能になります。
無料動画配信プラットフォームを利用することもできますが、企業が個別に動画を配信する際は、有料の動画配信プラットフォームを別途用意するケースも増えてきました。
動画配信プラットフォームには再生や音量の調節といった動画のプレイヤー機能だけでなく、再生端末に応じて動画を最適化する機能、不正ダウンロードを防いで動画の著作権を保護する機能、ライブ配信機能、広告配信機能、視聴動向分析機能など、さまざまな機能を組み込むことが可能です。
なぜ、コロナで動画の需要が伸びたのか?
2020年から2021年にかけて、動画サイトの利用が急拡大を遂げています。新型コロナウイルスの影響により、在宅時間が劇的に増えたことが大きな要因の一つと考えられます。ゲームセンターや映画館、遊園地といったエンターテインメントに軒並み利用制限がかかる中、持て余した時間を楽しむために動画配信が活用されました。
ちょうど時期を同じくして、次世代通信規格「5G」も本格的な運用がスタートしました。
5Gのサービスが普及すれば、より高画質の動画を安定して配信可能になります。さらにデータ容量の無制限化が同時進行していることも、動画配信の普及に拍車をかけているといえるでしょう。
5Gによって高速・大容量通信が進めば、ネットワークの破綻を防止するための速度制限が不要になるため、携帯電話各社からもデータ無制限をうたうプランが次々と登場してきました。
動画を配信・販売するためのプラットフォーム
このような背景から動画コンテンツの価値が上がり、それらを有料配信する企業も増えています。動画に特化した既存のプラットフォームを利用すれば、さらに簡単に動画コンテンツが販売できます。そのプラットフォーム自体に集客力のあるサービスを選べば、集客や管理の手間もかかりません。おすすめのプラットフォームには次のようなものがあります。
SOCIALCAST(ソーシャルキャスト)
さまざまな販売方法や配信方法で動画を販売・配信できるサービスです。大規模なサービスだけでなく、中小規模のサービスまで300を超える導入実績があります。
動画の販売や配信に必要な豊富な機能を備えていて、簡単に動画販売・配信サービスを構築し運営することが可能です。マルチデバイス対応(PC、スマートフォン、タブレット)なので、販売だけでなく、社内や学校などで従業員や学生だけが視聴可能な限定的な動画の配信も行えます。
millviポータルEC(ミルビィポータルEC)
動画販売サイトを立ち上げるのに必要な基本的な機能がはじめから揃っているので、クラウド環境ですぐに構築・運用することができるサービスです。
動画を単体やセットで販売したり、レンタル販売などさまざまな販売方法に対応しています。また、動画はストリーミングでの配信なため、大切なコンテンツの二次転用のリスクも低減しセキュリティもしっかりしています。
digistream(デジストリーム)
動画の販売や会員の管理、テキストデータやDVDなどのコンテンツの販売も可能で、専門的な知識がなくても動画の販売やオンラインサロンをはじめることができるサービスです。
使うデバイス(PC、スマートフォン、タブレット)に合わせて動画を最適化し、どのデバイスでも高画質な映像を配信し試聴することが可能です。ストリーミングでの配信を行うので、情報保護などのセキュリティ面からも安心して利用することができます。
UIshare(ユーアイシェア)
引用元:https://www.uicommons.co.jp/videoselling_lp/
17万人が利用しているプラットフォームの運営実績がある株式会社ユイコモンズが運営しているUIshare(ユーアイシェア)は、低コストで動画販売サイトを簡単かつすぐにスタートできるサービスです。
動画を簡単に販売するための充実した機能だけでなく、Webイベントやセミナーを開催する機能も備えています。また、動画コンテンツの制作支援や動画販売サイト運用の支援など、手厚いサポートも提供しています。
ショッピングサービスによる販売も可能
近年、簡単に利用できるオンラインショップの開設サービスも増えてきました。BASEやSRORES.jpを使えば、比較的、簡単な操作で自分の動画販売サイトを開設できます。デザインもカスタマイズが可能です。
ただしサイト全体のデザインを自分で考えなければならないので、一定の手間はかかります。さらにアップロードできるコンテンツの容量にも制限があるので注意しましょう。
オンラインショップ 開設サービス |
初期費用・月額利用料 | サービス利用料 | 決済手数料 |
---|---|---|---|
BASE | 無料 | 3% | 3.6% |
SRORES.jp | 無料 (有料プラン月額1,980円) |
5% |
動画配信プラットフォームは自分で構築することもできますが、膨大な手間がかかりますし、開発者に委託すると費用がかかります。自己開発システムなら利用料はかかりませんが、保守管理にかかる手間を考えても、あまり現実的ではありません。
以前はYouTubeでも有料コンテンツの販売が可能でしたが、2018年1月1日に有料コンテンツ機能は廃止されました。そのため、現在ではYouTubeでの有料コンテンツ配信は基本的にできません。
まとめ
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、これまであまり動画コンテンツを視聴しなかった人も、動画コンテンツの利用が多い年だったのではないでしょうか?動画の需要は定着してきており、たとえコロナ禍が収束しても、需要は継続することが予想されます。
動画という知的財産の視聴に、費用をかけるという行為も一般化してきました。これは大きなビジネスチャンスです。
需要が見込める動画コンテンツ作成のアイデアを持っている人は、せっかくの機会を逃さないよう、動画配信プラットフォームを有効に利用して積極的に動画コンテンツを販売していきましょう。
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