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eラーニングのトレンド

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eラーニングのトレンド

eラーニングが、さまざまな業界で本格的に普及しはじめたのは2000年以降といわれます。それから20年あまりのあいだに、eラーニングは利用者の学習スタイルの変化にあわせて着実に進化しており、近年では文章や図表だけでなくVR(仮想現実)やAI(人工知能)を用いた手法も登場しています。

現在のeラーニングは、どこまで進化しているのでしょうか。主流となっているeラーニングのトレンド情報についてまとめました。

eラーニングのニーズが増加している背景

eラーニングの市場は拡大傾向
企業、個人からe-ラーニングのニーズが増加している背景

eラーニングのニーズが増加している背景は、企業については新型コロナウイルス感染症や働き方改革の影響があります。テレワークを導入する企業が増加し、集合研修や対面教育が減少しました。社員教育の方法としてeラーニングが一般的になり、在宅での研修として活用されています。企業は激しい環境の変化に順応できるように求められ、人材教育への投資としてeラーニングの活用が活性化しました。働き方改革への対応として業務改善に向けてスキルを身に着けつけるために、個人個人に適した内容の学習ができるツールとしてeラーニングが利用されています。

個人についてはコロナ渦で自宅から出ることが減ったことで、できた時間をスキルアップに有効活用するために、通信教育でどこでも学習ができるeラーニングの需要が増加しています。通信機器の普及やインターネットの普及も個人のeラーニングの活用が高まった要因です。スマートフォンやタブレットの普及が進み、個人向けのeラーニングも増加しました。自宅や机に向かってでなくても、端末を利用してどこでもわずかな時間でも学習するという活用ができるようになりました。

SNSなどの情報通信技術の普及が進み、eラーニングにもソーシャルネットワーク機能が取り入れられるようになりました。一人で黙々と受講するイメージから、グループで議論をしたり、オンライン上で相談ができるなど、コミュニケーションができるものに変化しています。また、AIの進化で、受講者に合わせて適した学習の組み合わせができる機能や、通信速度の向上により、ライブ形式で配信学習できる機能があるeラーニングなど、今後もeラーニングの進化が進み、よりeラーニングの活用が進むのではないでしょうか。

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学習の変化

eラーニングが進化する背景には、多様化する学習スタイルの変化が大きな影響を与えています。インターネットの高速化や大容量化も手伝って、ネットワークを活用した手法ならではの学習方法も考案されるようになってきました。

ここでeラーニングの進化に影響を与えた学習方法の変化についてみていきましょう。

集団授業から個別学習へ

eラーニングは本来、ある講義や研修を多くの受講生に対して一斉に受けさせることを目的としたツールでした。インターネットがあれば、たとえ遠隔地でも会場に足を運ぶことなく平等に教育を受ける機会を与えることが可能になったのです。

しかし、一斉教育では習熟度の低い受講生も出てきますし、より専門性の高い教育を受けたいという受講生の要望も出てきます。集団授業だけでなく、個人の習熟度に合わせた学習の提供を求める声も多くなってきたのです。

こうした背景から習熟度や個人の専門性にあわせて対象者は絞り、一人ひとりに適正な学習を提供する「個別学習」に対応したeラーニング機能も増えています。

知識学習から体験学習へ

パソコンやタブレットなどのデバイスで学習するeラーニングは、知識を得る学習に向いているものの技術やスキルを体得する「体験学習」には向いていないとされてきました。しかし、近年では体験学習においてもeラーニングが活用できるようになっています。

とりわけ企業では、作業手順や接客マナーといった文章や図表だけでは伝わりにくい教育をはじめ、より実践的な体験学習を通じてスキルを習熟させるロールプレイング研修に注力するところも増えています。座学だけでは足りない動作を伴う実戦形式の体験学習を求める声は、今後も多くなっていくでしょう。

eラーニングの最近のトレンド

このような学習スタイルの変化にあわせて、最近のeラーニングにはさまざまな機能やサービスを備えることで対応してきました。その一方で機能を充実させるとコストが大きくなることから、予算を抑えるための手法も生み出されています。

こうしたeラーニングの最近のトレンドについて紹介しましょう。

動画やVRの活用

近年のeラーニングは、動画配信機能を備えたものが増えています。以前は容量や通信速度などの問題から動画の利用は限られていましたが、ストリーミングサービスの急速な普及により動画の需要は今後も増え続けるでしょう。

具体的には、講義を撮影した映像や作業マニュアル、新商品やサービスの共有動画などさまざまな方法に使えます。動きと音を使ってリアルに伝えられることが、動画教材の最大のメリットです。

また、最近ではVR(仮想現実)を活用したeラーニングも登場しており、プロジェクト管理やトラブル対応などの体験学習に用いるケースもみられます。VR教材の開発コストは通常のeラーニング教材の数倍かかりますが、実際のシーンを模擬した体験学習ができ学習効果が高まるコンテンツとして、今後の普及が注目されています。

コミュニケーションの重視

従来のeラーニングは、受講者のモチベーションを維持しにくいという問題点がありました。講師や他の受講生と接する機会が少なかったり、一人では学習できなかったりする受講生もいますから、こうした人に能動的に学べるしくみも必要とされています。

近年ではチャットやSNSなど、さまざまなコミュニケーションツールと連携したeラーニングサービスも登場しています。これにより、講師への質問ができるようになるなど受講者はより理解を深めたり、自ら考え積極的に学ぶ姿勢を促したりすることも期待されます。

また、他の受講生とつながるしくみを提供することによって、仮想のクラスルームが生まれます。受講生は一人ではないことを自覚することで、モチベーションの維持も期待できるでしょう。さらに、SNSの活用は発表やディスカッションの講義にも利用できるなど、協調性を育むことにもつながります。

AI(人工知能)の採用

AI(人工知能)を活用したeラーニングも、教育現場で大きな注目を集めています。たとえば英会話などの語学教育では、会話や筆記テストの採点にAIを採用しているところもあります。受講生はAIを相手に会話をしたり筆記テストを受けたりしながら、意味が通じるか文法的に間違っていないかなどを正しく判断するといった実践的な教材も提供されています。

また、一人ひとりの個別学習にもAIが貢献します。学習進捗や試験結果などのデータをもとに受講生に必要な学習内容をAIが分析し、カリキュラムを自動で組めるしくみができればより充実した有意義な教育を提供できるようになるでしょう。講師や管理者の負担軽減にもつながります。

教材のシンプル化

eラーニングの教材は一時期、長時間の講義でも飽きないようイラストやアニメーションなどをふんだんに用いるといった工夫がなされてきました。なかには一つの教材開発に数百万円ものコストをかけて制作するものもあります。

ただ最近では、スライドと解説文で要点だけをおさえ短時間で学べるシンプルな教材も増えています。これは単に教育費の予算削減という目的だけでなく、スマートフォンやタブレットの普及も一因としてあります。受講者が使用するデバイスの多様化が進み、どのデバイスでも閲覧できるよう複雑な仕様のコンテンツが敬遠される傾向が高まっているのです。

作りにこだわるよりもパワーポイントで作成した資料で講義を進めるなど内製化できる教材で、しかも短時間でポイントだけを学ばせることによって受講者の要望に応える教材づくりもeラーニングのトレンドになっています。

まとめ

eラーニングは、学習提供者だけでなく受講生の要望や期待に応えるためにますます多様化が進んでいます。短時間で学べるシンプルなeラーニングが増えているのも、お昼休みや通勤途中などいつでもどこでも学びたいという受講者の要望に応えた形なのです。

トレンドとなっているeラーニングの学習方法を取り入れることは、現代の学習スタイルや受講者のニーズに応える一手ともいえるのではないでしょうか。


eラーニングの歴史については、こちらの記事も併せてご覧ください。
eラーニングの歴史-アナログから現代のeラーニング-

eラーニングの概要・種類について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
eラーニングシステム11選をわかりやすく比較!〜メリットやデメリットまでご紹介~


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執筆者情報

株式会社ユイコモンズ UIcommons Inc.

ユイコモンズでは、『世界中の人々が、豊かで実りある生活ができるようにいつでもどこでも誰でも存分に学べる場を創る』をビジョンに掲げ、学びに関するさまざまなサービスを展開しています。

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