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動画のエンコードとは?必要な理由とエンコード方法の種類をわかりやすく解説

動画のエンコードとは?必要な理由とエンコード方法の種類をわかりやすく解説

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動画のエンコードとは?必要な理由とエンコード方法の種類をわかりやすく解説

近年ではビジネス目的で動画を配信する機会が多くなり、動画制作を任される企業担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、動画制作を任されたものの、動画配信に必要な「エンコード」について詳しく知らないという方も多いでしょう。

今回は、動画のエンコードについて詳しく解説します。動画のエンコードを行う方法に関する解説や、動画エンコードがなぜ必要なのかといった疑問にもお答えしますので、動画制作を考えている方や、エンコードについての知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

動画のエンコードとは

動画のエンコードとは、映像や音声などの形式データを一定の規則に従って圧縮や暗号化を行い、目的に応じた別の形式データへ変換することをいいます。もう少し大まかに説明すると、動画のエンコードとは動画を扱いやすくするために圧縮や形式の変換を行う作業のことです。

動画ファイルは映像データと音声データからなり、そのままでは膨大な量となってしまいます。たとえば、動画配信サービスを利用する際には動画をWebサイト上にアップロードする必要があります。エンコードを行わない状態ではデータサイズが大きすぎるため、動画のアップロードがうまくいかなかったり、環境によっては動画を視聴できなかったりする可能性があります。

動画のエンコードを行うことで膨大なデータを圧縮して扱いやすくし、Web上でも視聴しやすい形に変換することで快適な動画視聴が可能となるのです。また、PCやスマートフォンなどで再生するためには、視聴する環境に合った形式にエンコードを行う必要があります。エンコードを行う際は目的に適した動画形式へ変換しましょう。

動画エンコードが必要な理由

動画のエンコードは、データサイズを圧縮・変換するために必要な作業ですが、そもそも、なぜ圧縮や変換を行う必要があるのでしょうか。

一般的に動画を配信する際のデータファイルは極力小さくすることが好まれます。動画を視聴する際に膨大なデータファイルを再生しようとすると、インターネットの回線状況によっては再生が途切れたり、途中で止まってしまったりといったリスクが高くなってしまうからです。さらにはデータ通信料が増えることでサーバーに大きな負荷がかかってしまうことになります。この問題は視聴する側と配信する側の両方で起こりますが、エンコードを行えばリスクを回避することが可能です。

また、動画のファイルサイズが大きくなってしまう理由には、動画のフレームレートや動画の解像度、ビットレートが関係していることも考えられます。フレームレートとは、1秒間に何枚の画像が映し出されるかを示した値のこと。そして、ビットレートとは1秒間に送信できるデータ量のことを指します。
フレームレートやビットレートの値が高ければ高画質の動画になりますが、その一方でファイルサイズも大きくなってしまいます。一般的な用途で使う動画では、最高の画質にしなくてもいいことが大半です。エンコード時にファイルサイズが大きくなりすぎる場合には、フレームレート、ビットレートの値、動画の解像度などにも留意しながら出力することをおすすめします。

そして、動画の形式には多くの種類があり、動画を扱う環境によって適した形式が異なります。動画をエンコードし、圧縮や用途に適した形式の変換を行うことでスムーズかつ快適に動画を視聴することができるのです。

エンコード作業は、Webサイト上に動画をアップロードする際には欠かせない作業といえます。快適な視聴のためにも、動画の使用目的に適した設定で動画エンコードを行いましょう。

エンコード方法の種類

エンコードには大きく分けて2種類のエンコードがあります。「ソフトウェアエンコード」と「ハードウェアエンコード」と呼ばれるものです。動画を制作する際は、これらの2種類のエンコードについても知っておきましょう。

ソフトウェアエンコード

ソフトウェアエンコードとは、パソコンにソフトウェアをインストールしてエンコードを行う方法のことです。メリットとしては、さまざまな形式に対応している点や、動画編集ソフトとの互換性が高いことが挙げられます。また、比較的安価で入手できることもソフトウェアエンコードを選ぶメリットといえるでしょう。

デメリットは、CPUの性能が低い場合に処理落ちしてしまうリスクがある点です。動画のエンコードは負荷の大きい作業なので、パソコンのスペックが低い場合は時間がかかってしまうことも考えられます。しかし、ソフトウェアエンコードは拡張性が高く、柔軟に作業を進めることができる点で優れた方法といえるでしょう。

ハードウェアエンコード

ハードウェアエンコードとは、ICチップが内蔵された外部機器を利用してエンコードを行うことを指します。メリットとしては、外部機器を用いてエンコードを行うため、CPUへの負荷が軽く済むことです。つまり、ハードウェアエンコードであればスペックの低いPCでもスムーズにエンコード作業を行うことができます。

ハードウェアエンコードのデメリットは、出力できる形式によって機器が異なることや、ソフトウェアエンコードに比べて費用が高くなることです。ソフトウェアエンコードでは満足にエンコード処理が行えないといった場合には、ハードウェアエンコードを選ぶ、もしくはパソコン自体を買い換えることになるでしょう。

いつも出力する動画形式が決まっている場合や、パソコンのスペックに不安がある場合はハードウェアエンコードを選ぶと良さそうです。

以上の点を参考に、目的や状況に合ったエンコードを選択してみてください。

まとめ

今回は、動画のエンコードについて解説しました。

動画のエンコード作業は快適な視聴や、動画の配信を行うために必要不可欠な作業です。エンコードについて深く理解しておくことで、動画を満足のいく仕上がりにできたり、スムーズな作業を行うことができたりといった点で役に立ちます。

今回紹介した動画のエンコードについての知識を参考にしながら、動画制作に活かしてみてください。

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執筆者情報

株式会社ユイコモンズ UIcommons Inc.

ユイコモンズでは、『世界中の人々が、豊かで実りある生活ができるようにいつでもどこでも誰でも存分に学べる場を創る』をビジョンに掲げ、学びに関するさまざまなサービスを展開しています。

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